若年から中高年の認知症　レビー小体型認知症

認知症と一口で言っても、実は細かく種別をすることが出来るのです。
その一つが新型の認知症として世間を騒がせているレビー小体型認知症と呼ばれるものになります。

実は高齢者の認知症患者の5名に1名の割合でこのレビー小体型認知症に掛かっているとされているのです。

このレビー小体型認知症は、他の認知症とはまったく違った独特の症状が起こるという特徴を持っています。この独特な症状を知っているか知らないかによって、治療方針は当然に違ってきますし、その上で投与すべき薬というものも違ってくるのです。

こういった独特な症状が出ているにも関わらず、一般的な認知症の治療を行なっても、改善というものは見られないため、ご本人は当然のこと、家族に対しての介護疲れや絶望感というものを与えることになってしまうという悪影響を及ぼす可能性が高いのです。

この病気の特徴は、物忘れといった一般的なものに加え、幻覚を見るといった総合失調症のような症状が現れるのが特徴とされています。特に誰もいないのに、誰かの声が聞こえるといったような幻聴に苛まれるのは有名な話です。
更に女性よりも男性の発症率が、2倍ということも特徴として覚えておきましょう。