原因について

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総合失調症が発症してしまう原因というものは、実のところ明確な答えが見つかっていない状況です。
精神疾患の多くが、様々な要素が重なってそういった症状を引き起こしているのではないかという結論が出ており、まだまだ研究中といった状況をたどっているのと同じように総合失調症に関しても原因は特定されてはいないのです。

 

ただし総合失調症の原因としては、遺伝的な要素といったものや脳の変化といったもの。その他にも環境の変化などが挙げられ、ストレスが関わっているとも言われています。

総合失調症の原因の一節となっている遺伝という結論ですが、実は発症した患者さんの両親が掛かっているといったケースは10パーセントに満たない状況であり、兄弟といったものを含めても20パーセント程度と言われています。
その他にも甥や姪といったものに調査の範囲を広げたとしても40パーセントの発症率とされているのです。
ですから、あくまでも遺伝という結論だけでは片付けることが出来ないものなのです。

他にも海馬や扁桃体、側頭葉や前頭葉といった部分に患者さん独特の変化があることが知られていますが、妊娠中のウィルス感染が要因なのか、出産時の影響なのか、成長期の神経未発達といったものであるのか、根本的な要因は確定されていないのです。

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