治療する

精神疾患の一つである統合失調症は、若い方の１００人に一人がかかるともいわれています。そんな統合失調症の治療について説明しています。また治療に使われる薬についても説明しています。

治療のポイントとしては、薬物療法をするのが基本中の基本です。様々な要因が考えられていますが、要は脳内における神経伝達物質が正常でないことによって起こっていることが分かっていますから、これを薬物を用いて正常化していくといった治療を行うのが一般的なのです。

もちろん薬だけの治療ばかりでなく、心理療法というものも平行して行なっていくことが一般的です。

総合失調症ばかりではなく、一般的な病期でも急性期、慢性期、回復期、休息期といった病期というものが存在します。その病期の段階によって、選択すべき治療方法が存在しているのです。

急性期に関してはとにかく症状を抑えるための薬物治療が優先されることが多いのです。

幻覚や妄想などの症状を向精神薬を用いて抑えてしまうことこそが、治療の第一歩になり、慢性期へと導くことになります。

その後、社会的な生活を送ることが出来るように心理療法を用いて治療を行なっていくのが次の段階になってきます。