付き合い方をどうするか

総合失調症の方が家族、友人、もしくは恋愛相手や結婚相手といった場合には、その付き合い方をどうしたらいいのかは悩みどころといえるでしょう。付き合い方をどうしたらいいのかというのは、総合失調症の症状の度合いによってもまちまちと言えます。

しかしながら、まずは総合失調症という病気のことをしっかりと把握しておくことが重要になってきます。

予備知識もなく、いきなり幻覚を見たり、妄想なんてものを口にしたりされた場合、それを強く否定したり、拒絶をするようなことをすると、ますます症状がエスカレートする可能性が高いのです。

暴言を吐かれている内はいいですが、それが暴力に発展したりするケースも多く、時には人前で叫んだりなど奇行に走る場合も考えられます。基本的に身近にいる方は、落ち着いた対処が必要になるのです。

あまりに深刻にそれらを受け止めるのではなく、なんとでもなるという風に気楽に考え接していることが、実際に発症している患者の方にも良い影響を与えることが多いとされているのです。

むやみやたらと制限をしたり、否定をするといった付き合い方をすると、ますます被害妄想が大きくなってしまったり、幻覚を見ることもありますから、注意が必要ですね。通院をされているのであれば、かかりつけのドクターに付き合い方を相談してみることも一つの方法です。