現代人のうつ病　原因　仮面うつ病

うつ病の中でも、仮面うつ病というものがあります。
これはどういうことかというと、肉体的な症状がうつ病で見られる典型的なものであるものの、精神的にはまったくもってうつ状態にはなっていないものを仮面うつ病と呼んでいるのです

うつ病といえば、とにかく精神的なものから症状が見られ、身体的な症状が出てくるのはその後といったイメージをお持ちの方も多いと思います。しかしながら、頭痛や吐き気、肩こりや倦怠感といった肉体的な症状だけが見られていて、気持ち的にはまったく問題ないといったケースも多いのです。

心理的に深刻な状態ではないにも関わらず、どうしても眠ることが出来ない。眠りが浅い、睡眠時間が短いといったこと。全身に倦怠感をまとっているといったもの。

頭痛や腹痛を始め、腰痛や膝などの節々の痛みなどがあるといういわゆる疼痛といった症状が見られる場合。食事をしても味が感じられず、何を食べてもマズイと感じたり、食欲不審といったものがある場合には、仮面うつ病の可能性は限りなく高いと言われています。

うつ病は何も心の病であり、精神的な疾患がいきなり現れるというのが当たり前というのではないことを覚えておきましょう。
更に更年期や神経症といったものと仮面うつ病は、間違えられる場合もありますから注意しましょう。